麦畑のみはりばん
僕はカカシ 一人ぼっちのカカシ 黄金色をした麦畑の見張り番
静かに冬が訪れ 雪にまみれても 真っ直ぐに立ち続ける
季節が進んだある日 僕の胸ポケットにカラスのヒナが一羽 ポトンと落ちてきた
一人ぼっちで淋しかった僕は ヒナを大切に育てる
すくすく育ったカラスとの別れ また一人ぼっちになった淋しさや冬の寒さに
僕の心は折れたまま
季節は巡り巡って 大きくなったあのカラスが戻って来た!
いつの間にか カラスは二羽になって・・・
絵が素晴らしい
淋しい顔 悲しい顔 嬉しい顔
カカシの表情の変化と四季の移ろい
絵に魅せられ お話の中に 引きずり込まれていきます