絵本と童話の世界

kintarou
鹿

里の春、山の春

生まれてまだ1年にもならない鹿の坊やは 春とはどんなものかわかりません
親鹿は「春にはきれいな花が咲くのよ」と 優しく教えます
「ボ~ン」という音に誘われて 人里におりてきた子鹿の小さな角に
桜の枝を結んで山へ帰してやる 人間のおじいさん
動物と人間の心が通う やさしいお話です

絵がすばらしい! 美しい!
心に残る「絵」 何度見ても飽きません
親鹿のあたたかい眼差し おじいさんの優しい口調に 心も温かくなります