絵本と童話の世界

kintarou

おばあちゃんの にわ

おばあちゃんの家の庭は 草や木がぼうぼう
草や木が絡まったトンネルは 小さな生き物の通り道
庭の木に ぽっかりあいた「うろ」は 鳥の家
焚火にあたりながら きらめく星を眺めた おばあちゃんとの素敵な夜
季節の移り変わり 世代の交替が 優しく切なく描かれる

ページいっぱいに描かれる 木や草 虫や鳥 動物
それらに目を奪われて 初見では気づかなかったが
二度 三度 見直すと「あ~ そうか~」と納得させられる
文字ではなく 絵で読ませてくれる楽しさ
「絵本の絵本たる所以(ゆえん)」を教えてくれる本である