生き抜け!
遭難の五日間
田辺瞬は何事にも飽きっぽい小学六年生
夏休みに瞬の父と 登山が趣味の近所の大学生岳
3人のクラスメートの計6人で
2泊3日のトレッキングに出かける
具合の悪くなった友達の介抱をする岳の「戻ってこい瞬 行くな!」の声を振り切り
この先のコース確認をするため 瞬は二人の級友と先を急ぐ
雨に降られ崖を滑り落ち 完全に道に迷い 水も食料も底をつき
何度も生を諦めながらも踏ん張り続け
思い出と言うにはあまりにも衝撃的な出来事を経験した
幻聴 幻覚に慄きながら 降り続く雨の中をフラフラ歩く
「生きろ! 生き抜け! あきらめるな!」何かが俺に生き抜けって言っている
最後まで諦めない大切さが描かれている