あい 永遠に在り
「あい」は貧農の子として1835年 上総国で誕生 18歳で医師の関寛斎と結婚
銚子で知遇を得た「濱口梧倰」は経済面 精神面で 関夫妻に大きな影響を与える
苦労の末医師となった寛斎は 栄達には目もくれず 貧しい患者は無料で診察するなど
身近な患者の診療に邁進する
あいは そんな夫を支え続け家庭を守り通す
八男四女に恵まれるものの 夭折した子も多い
長崎で医療を学び 徳島藩の藩医となり 戊辰戦争では敵味方の区別なく負傷者を治療
戊辰戦争後は徳島で開業「下駄ばきの名医」と尊敬されるも
寛斎72歳の時転機が訪れ 北海道に入植 開墾をすると言い出す
そんな夫に 妻であるあいのとった行動は・・・
関寛斎 あい 濱口梧倰 共 実在の人物
地位や名誉は我関せず 自分の信ずる道を突き進む寛斎
夫の人柄をすっぽり包み込む あいの心の広さ 忍耐強さ
莫大な資産があるにもかかわらず 派手な生活を好まず
常に世の為人の為に心血を注ぐ濱口梧倰
紙芝居「稲むらの火」 絵本「津波!!命を救った稲むらの火」は濱口梧倰が主人公
眠る所があって 三食ご飯が食べられて 最低限の着るものがあるだけで幸せ
人を羨まない 悪口も言わない 人に上下はない
分かっていても つい惰性にながされている自分の生活を振り返ってしまいたくなる本
心の栄養をたくさん たくさん 与えてくれる本に出合えて良かった!